HIDaspx制作 (第1回)

本文書の取り扱い

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスこの文書は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。

HIDaspx作成に当たって

  • 部品の実装はすべて表面に行う
    • 半田付けは裏面から行うことになる
  • 基板上には実装する部品の番号や極性が記されているので、それに従って実装を行う
  • R4とR8以外の抵抗、およびツェナーダイオードZD1,ZD2は スペースの関係で、立てて実装する。

作成手順


  1. 抵抗R4(茶,黒,茶,金)と抵抗R8 (茶,黒,橙,金)を実装
  2. セラミックコンデンサC1,C2(22pF)を実装
  3. X1に12Mhzクリスタルを実装

  1. 丸ピンICソケット(シングル20P)を中央で切断し、U1とU2に実装
  2. CN1にUSBコネクタミニBを実装
    • 半田付けの際に隣の穴とショートしないように注意が必要

  1. 抵抗R1,R2(紫,緑,黒,金)を実装
  2. ツェナーダイオードZD1,ZD2を実装
    • ツェナーダイオードには極性があるので方向を確認して実装すること
      • 部品上では帯がある方がカソード(Cathode)で反対側がアノード(Anode)
      • 回路図では三角形の先端方向がカソード(Cathode)で反対側がアノード(Anode)
  3. セラミックコンデンサC3(0.1uF)を実装

  1. 抵抗R3(赤,赤,赤,金)を実装
  2. 抵抗R5,R6,R7 (茶,黒,茶,金)を実装
  3. JP1,JP2,JP3,CN2にピンヘッダを実装
    • ピンヘッダ(オス) 40pin をニッパーで 2pin2個、3pin1個、6pin1個に切り分けて使う

  1. 電解コンデンサC4(22uF)を実装
    • 電解コンデンサには極性があるので方向を確認して実装すること。
      • マイナス側にマークがついており、マイナス側の足が短くなっている。
  2. ポリスイッチPS1を実装。
  3. U1にATTiny2313を実装。
    • ICには向きがあるので、方向を確認して実装すること。
      • 上から見たときに、切り欠けがある短辺がUSBコネクタ側に来るように実装する。

  1. ハードウェア部分の完成

ISPケーブルの作成


作成にあたって
  • 通常は純正のISPケーブルを真似て作る
    • 本作例ではブレッドボードでの扱いやすさなどを考慮してジャンパワイヤーを改造して作成
  • ケーブルの長さは最大でも20cm以内とする
    • 長いとノイズの影響を受けやすくなる
    • 短すぎても不便なので今回は15cm
作成手順


  1. ジャンプワイヤーを一本手に取る
  2. ニッパーを使ってジャンプワイヤーの一方の根本を金属コネクタが完全になくなるように切断する

  1. ジャンプワイヤーの皮膜を4mm剥がして芯線を露出させる
    • 作例での皮膜剥きにはワイヤーストリッパーを利用している
    • デザインナイフやカッターでも代用可能だが、力を入れすぎると芯線を切断してしまうので注意が必要

  1. 露出した芯線部にコンタクトピンをあてがう
  2. コンタクトピンの根本側をかしめる。
    • 作例でのかしめにはラジオペンチを利用しているが、本来はQIコネクタの圧着には専用の工具を用いる。
    • かしめが不十分だと、ケーブルが抜ける可能性がある。

  1. コンタクトピンの芯線側をラジオペンチでかしめる
    • かしめが不十分だと、接触不良となる。
    • 出っ張りが無いように作るとQIコネクタに挿入しやすい。

  1. コンタクトピンをコネクタに挿入する
    • きちんと奥まで挿入できればかちりという感触がある。

  1. 同様の作業を残りの5本にも行えば完成